約1000㎡の敷地に造られた日本庭園には、松や丸く刈り込んだキャラなどがバランス良く植えられている。今から約40年前、亡き祖父の意志を継ぎ、農家の傍ら余暇の時間に少しずつ木を植え始めた父なのであったが・・・
穀倉は別名「板倉」とも言われ、川俣町とその周辺地域では現存数は少ない。
稲穂や籾などを貯蔵する倉庫として使われ母家とは別棟で建てられた。母家の火災発生時でも、離れた穀倉で大切な食糧を守るためだ。また、食糧が不足になる凶作の年に備え、収穫物などを蓄えた。
内部には、ネズミなどの害獣避けのため種々のお守り札も貼られた。先人の生きる知恵が詰まった建築物である。